2016年08月28日

バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲』

日本ではなぜか『ターミネーター』の存在すら忘れ去られたのか、アーノルド・シュワルツェネッガー初の悪役とまで宣伝されていたこの作品. シリーズ4作目にして最低の出来として名高いこの作品も普通に見れば本当に駄作です. しかし 『バットマン フォーエヴァー』 同様に裏読みしていくと、これまたちょっと面白い映画なんですよね. まず始めにこの映画が駄作である一番の理由は完全なるミスキャストが多すぎることと、キャラが多すぎること. そもそも主人公のジョージ・クルーニーはバットマンとしてはまだしもブルース・ウェインとしてはちょっと小汚いというか、清潔感に欠けるんですよね. 金持ちの家系に生まれた御曹司というよりも成金みたいな雰囲気さえあるんですもん. しかもロビンという若造と同居しているんですよ. またしても濃密な世界が! と思っていたら、この映画が全米で公開された当時、なんとゲイ雑誌の表紙をバットマンとロビンが飾ってしまうということがあったとか. となるとこの『バットマン&ロビン』というタイトルを略すると『You&I』いや『us』で十分ですね. ますます世界観が濃密になっていくような気がします. また今回新キャラとして登場したのがバットガールなんですが、そもそも彼女が登場する必要なんてこの映画にないんですよね. バットマン&ロビンがMr.フリーズ&ポイズン・アイビーと戦うという図式が成り立っているのに、バットマン側に味方が増えてしまったら人数のうえでも正義側に「卑怯」の二文字がちらつくんですもん. 少数の正義が多数の悪を倒すのが通例の世界において、これはいただけない設定. しかもアリシア・シルバーストーンもちょっと小太りで「バットガール」じゃなくて「ファットガール」と揶揄されてしまうほどのミスキャストでしたよ. ニューバランス その他にも今回のメインであるシュワ知事も高名な生物学者であるという設定なんですが、どんだけガタイのいい生物学者やねん! そんなんで顕微鏡を見るなどの細かい仕事できるの? という違和感丸出しが最後まで付きまとう酷さ. ヒロイン・フィアの声は田村ゆかりさんが担 Mr.フリーズが凍らせるのはゴッサム・シティではなく観客の心という皮肉さも手伝ってか、最後の最後まで「なんだかなぁ」という感想しか残らない映画でした. そんな訳で普通に見れば駄作でもちょっと見方を変えればより濃密な世界観が見えてくるこの映画. でもそんな濃密な世界なんてどうでもいいですから、映画として濃密なものを見せてほしいものですよね. 深夜らじお@の映画館 は寒いのが苦手です.
posted by AkimotoRuna at 14:51| Comment(0) | 日記 | 更新情報をチェックする
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